新しい文明が誕生する。人類の過去の文明の全てが、そして現代における物質文明も、自然を収奪し破壊し続けなければ存在し得ない極めて不自然な形の文明であり、生命の歴史そして人類史から観ると、必然的に極めて短命で終わらざるを得ない文明なのです。これから新しく生まれる新文明においては自然そものをその内側に取り込み、その自然と共生し一つの生命体となる方向に向うだろう。この新しい文明においては、一つ一つの社会単位が、一つの生命体に限りなく近いものとなるだろう。もうそのような方向でしか人類がこの地球上でいき続けてゆく事は出来ないし、人類とこの社会が進化できる可能性は無いのです。 そのような社会では資源さえ有るなら自分自身を複製し増殖する事も可能だし、外部からの資源の供給が途絶えても、それ自身に必要な全ての資源を循環再利用しながら、数万年から数百万年に渡って、半永久的に文明を持続し続ける事も不可能ではない。しかしこの新文明を建設し維持するためには、その価値観や心の在り方そのものの転換が必要となってくる。これはもう人間の新しい形の進化と言ってもよいものだろう。この人間の新しい進化には、生命の進化と自分自身の関係についての理解、あるいは一人一人の人間が全ての者を導く者としての理解と自覚が必要となるだろう。 また人類における新しい形の進化は今日にももう始まっているだろう。それは私達個人から離れた所から始まるのではなく、私達そのものから新しい進化は始まる。それは私達の心の在り方そのものの問題だからだ。その認識が一定の比率に達した時に波動現象による共振作用よって一気に飛躍が起こり現在の社会制度は崩壊し新しい文明それまでとちがった新しい世界が誕生する事になる。 |